先日、福祉関係者外に向けて、スピーチさせて頂く機会を頂きました。ありがとうございました。概要を広報誌に掲載して頂きました。。。で、流用致します(〃▽〃)
日本の福祉の未来、早くもっと明るい話をしたいものです。
「高齢者福祉の現場〜現在(いま)と未来(これから)〜」
福祉の現場にいると、少子高齢化は、年々着実に進展していることを実感します。当地福知山においても、労働人口の減少は顕著であり、労働市場は常に逼迫しています。
近年、高齢者を巡っては、認知症が起 因と疑われる行方不明者が3年連続で年間1万人を超え、高齢者の運転による交通事故が社会問題となっています。ローカルにおいては、車移動が生活維持に不可欠な状況にあり、移動手段の制約は、買物難民はもとより、文化的な生活を享受する事さえ脅かしています。時に生活から“つながり”を奪う事さえも。政策は、移動手段の課題を知ってなお、採算性等から公共交通機関ではなく、大型道路整備に多くの公費を費やしています。結果、地方で暮らしてきた高齢者でさえ、都市部への移住を計画し、人口偏重は更に加速しています。
高齢化問題は、今後、都市部へ移行し、更に国家全体の課題となります。福祉、介護の問題は、もはやそのサイドのみの知見で語れず、街づくりそのものに参画し、語られなければ未来は見えません。そして、誰しもいずれ訪れる “死”について、一人ひとりが今以上に向き合うことが求められています。
このような状況の中、福祉の現場では変革がなされようとしています。2017年4月、社会福祉関連法改正により、社会福祉法人は、ガバナンスの強化、積極的な福祉問題への関与、更なる地域貢献が求められます。地域には、既存制度に救われない様々な課題を抱え、支援を必要とする人々が存在します。格差は広がり、個人に起因しない、個人の力ではどうにもならない現状を産み出しています。貧困な日本のセーフティネットは、その網目からこぼれ落ちるものを見過ごすのです。今、私たち社会福祉法人は、その網に目を遣り、その目を詰め、網そのものに弾力を持たせなければなりません。
また、ケア(介護)現場も大きく変わろうとしています。ロボット化等によるノーリフティングケアの推進、ICT化による記録の電子化・コミュニケーション革新、逝き場所(ターミナルケア施設)としての成熟 と機能強化等、時代の要請に応じた変革です。
尊厳ある命の現場として、利用者、家族等関わる人々や地域にとって価値があり、ここに集い働く者等 支える人々にとって、魅力と誇りを持てる現場を創ることが日本の心ある福祉の未来に繋がると信じています。

〜久しぶりの大雪が続きました💦 雪かきに追われ (゚´Д`゚)゚。いろんな雪だるまが出現(笑)〜
£ 2017年、アメリカでは大統領が変わりました。4月には社会福祉法人改革がスタートします。当法人も、変革の年です (´ω`人)